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【12月11日開催】石井・石橋記念講座(拡張知能医学)公開セミナー「生成AIが医療にもたらす Productivity and Creativity – From Algorithm to Bedside -」

2025年12月11日(木)18:00-19:30 CRIK信濃町コミュニティスペースにて
慶應義塾大学医学部 石井・石橋記念講座(拡張知能医学)主催 公開セミナーを開催します。
事前登録いただければ、どなたでも無料でご参加いただけます。ぜひこの機会にお誘い合わせの上CRIK信濃町にお越しください。

石井・石橋記念講座(拡張知能医学)公開セミナーのご案内

日時:12月11日(木)18:00-19:30
場所:信濃町キャンパス2号館9階 CRIK信濃町コミュニティスペース
※現地開催のみ
※言語:日本語
※参加費:無料
※事前登録制

講師:久野 真弘 M.D. (Masahiro Kuno)
石井・石橋記念講座(拡張知能医学)博士課程3年 がん研究会有明病院 腫瘍内科フェロー

演題:生成AIが医療にもたらす Productivity and Creativity – From Algorithm to Bedside –

要旨:生成AIが台頭した現在、皆様は日頃どのように人工知能(AI)を臨床ならびに研究現場で活用しているだろうか。AIの醍醐味は、学習データの**本質(潜在空間)**を捉える点にある。古典的な機械学習、深層学習のブレイクスルーを経て、近年は生成モデルの時代が到来した。一方、医療では学問の発展に伴い「既知の集合」が多様性と深さを増し、国家試験で問われる領域でさえ知識量が増加の一途を辿っている。
大規模言語モデルは「言葉」の潜在空間を学習することで、この拡張する知の集合をアクセス可能なものに変えた。OpenEvidenceのようなアプリケーションは、現代のEBMを支え臨床の生産性を向上させる好例である。さらにAIは、腫瘍学と免疫学の知見を繋ぐように、創造的研究に不可欠な異分野融合を触媒し「未知の集合」の解明を加速させている。
今後、Agenticに躍動するAIの恩恵を患者に届けることが医師の役割の一つとなる。そのためには構造化されたデータベースを作成すること、現場のunmet needsを捉え研究またはアプリケーション開発により解決策を提示すること、そして運用可能なAIモデルを社会実装することが求められる。本講演では、上記に述べたAIと医師の新たな協働関係について、演者の臨床腫瘍学領域における取り組みを踏まえ、皆様と共に考えていきたい。

▼イベント詳細・お申し込みはこちら▼
https://forms.gle/mG6KoDTZowwrjFVH8

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