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【11月26日イベント開催のお知らせ】Health Commons #9 エイジング研究の最前線と日本における社会実装に向けて

11月26日(火)19:00-20:40 CRIK信濃町コミュニティスペースにて
ヘルスコモンズセンター主催イベントを開催します。
どなたでも無料で参加いただけるイベントですので、ぜひこの機会にお誘い合わせの上CRIK信濃町にお越しください。
▼イベント詳細・お申し込みはこちら▼
https://peatix.com/event/4207662

⚫️イベント趣旨
Health Commons #9では、”エイジング”と呼ばれる研究や、実装について基礎研究、臨床、データの視点から議論します。

加齢に伴う様々な疾患や症状を、老化の分子理解から新しい創薬開発や診断・予測技術の開発が米国を中心に行われています。これまで、病理学的な観点から疾患を細分化し、個々の分子理解と治療法の開発が行われてきましたが、細胞や臓器の加齢に伴う分子理解から複数の症状を同時に予防したり、治療することを目指す活動(XPrize Healthspan)なども見られます。また、その概念を基盤としたバイオテックも米国でAltos Labsなどが創業されており、3B USD (約4,500億円)を調達していることでも話題になっています。
また、加齢に伴うDNA、RNA、タンパク質だけでなく、歩行速度、発話など様々な生体信号をデータドリブンによる新しいバイオマーカーの抽出、疾患予測アルゴリズムも”aging clock”のような形で各国で活発に研究され、社会実装に向けて動き始めています。
米国FDAも2型糖尿病の薬であるメトホルミンをエイジングの抑制、健康寿命の延伸を目的とした臨床試験を承認しているように、次の10年単位で、健康寿命延伸を目指したヘルスケア業界の再編成に向けた動きが活発化しています。

⚫️イベント概要
日時:2024年11月26日(火)19:00〜20:40
場所:慶應義塾大学CRIK信濃町
〒160-8582 東京都新宿区信濃町35番地 慶應義塾大学病院2号館9階
参加費:無料

⚫️プログラム
19:00〜19:05 HCC説明・opening
19:05〜19:20 パネリスト講演①(早野元詞)
19:20〜19:35 パネリスト講演②(桜田一洋)
19:35〜19:50 パネリスト講演③(菱川彰人)
19:50〜20:20 パネルディスカッション「エイジング研究の最前線と日本における社会実装に向けて」
(パネリスト:早野元詞、桜田一洋、菱川彰人、山田秀和)
20:20〜20:35 クロージングトーク「日本におけるエイジング研究と社会実装の未来」(山田秀和)
20:35〜20:40 写真撮影

⚫️講演者情報
桜田一洋

慶應義塾大学医学部 医学研究科 石井・石橋記念講座 拡張知能医学 教授
1988 年大阪大学大学院理学研究科修士課程修了。協和発酵(株)東京研究所研究員、京都大学医学部(中西重忠教授)研究生を務め、1993 年理学博士(大阪大学)を授与。Salk研究所(Fred Gage教授)の客員研究員、協和発酵(株)東京研究所の再生医療担当主任研究員を経て、2004年にドイツSchering社により神戸に新設されたリサーチセンターのセンター長に着任。会社合併に伴い、Bayer ScheringPharma(BSP)ドイツ本社の再生医療本部長ならびにバイエル薬品の執行役員リサーチセンター長を務めた。BSP の戦略変更に伴い神戸リサーチセンターが閉鎖になり、米国シリコンバレーでiZumi Bio 社を立ち上げ、最高科学責任者としてバイエル薬品で開発したヒトiPS細胞技術を移管。2008年からソニーコンピューターサイエンス研究所上席研究員として、物理学に基づいた新たな生命理論の開発と、医学と医療のためのAI技術の開発を開始し、2016 年に理化学研究所 医科学イノベーションハブ推進プログラム 副プログラムディレクターとして健康医療領域の予測の科学の開拓をはじめる。2021 年4 月より理化学研究所 先端データサイエンス プロジェクトのプロジェクトリーダー。同年10 月より現職。2023年10月から大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点の特任教授を兼務。著書に『亜種の起源 苦しみは波のように』幻冬舎 (2020年)

菱川彰人
慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科助教
腎臓病におけるDNA損傷・修復の病態生理の解明をライフワークとしている。2021年 日本抗加齢医学会 若手研究者賞(YIA)受賞者。

山田秀和
近畿大学アンチエイジングセンター創設者
日本抗加齢医学会 理事長、近畿大学客員教授。健康寿命の延伸+真の若返りを目指す。Epigenetic Clockを中心にした老化に興味がある。Well-being ScoreをEpiScoreを中心に作れたら面白いと考えている。ICD-12ができるにはあと25年ほどかかると思うが、その間の老化関連疾患への対応をどう考えるか議連をつく時期にきている。超高齢社会をどうするかを考えるのは、日本の責務。

早野元詞
慶應義塾大学医学部整形外科学教室 特任講師
博士(生命科学)、専門は老化、エピジェネティクス。米ハーバード大学医科大学院のデビット・A・シンクレアのラボへ留学。(株)坪田ラボ、One Genomics. Inc、(株)Flox Bioなどの日本や米国にてスタートアップの研究や事業立案、創業に関わっている。研究者ネットーワーク、キャリア支援として、(一社)ASG-Keio代表理事、(一社) 海外研究者ネットワーク理事、米国UJAW.Inc (501c3)、NPO ケイロンイニシアチブ理事。2024年より(一財)ASAGI Labs代表理事、(株) ASAGI Labs代表取締役兼CEO。

⚫️主催
主  催:ヘルスコモンズセンター(HCC)
共  催:医科学研究連携推進センター(PIRMS )
問合せ先:HCC 事務局(kyoso-keio-office@adst.keio.ac.jp )

本イベントの詳細・参加お申し込みはこちらから
https://peatix.com/event/4207662

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